今回紹介する1本は、昨年2月中旬に購入した『ハミルトン カーキ X-Wind(クロスウインド) クロノ』

 

2007年バーゼルで発表された世界限定2,000本のモデル。日本では2008年に販売され、当時の価格は税込208,500円。

 

専用のBOXには、ダイキャスト飛行機のミニチュアオブジェが付属しており、この出来もとても良い。

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時計自体も自動巻きクロノグラフ(パワーリザーブ60時間)にデイデイト機構、航空計算尺(使いこなせないけど)が付いた逸品。他のハイブランドなら、倍以上の価格はするスペックではないかと思う。

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ちなみに自分はメルカリで送料・税込み65,000円(中古)で購入。この価格なので状態はお世辞にも良いとは言えなかったが付属品は全て揃っていた。


但し、ストラップの状態が著しく悪くそのまま使用するには若干難あり。

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購入当時すぐにネットで調べた情報を基に洗浄を試みるも大した効果を実感できず・・・。

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尾錠だけはピカピカになったが・・・(笑)



どうしても劣化が気になったので、結局ハミルトン正規取扱店(岩田屋)でストラップだけ新たに購入することにした。

 

価格は確か18,000円程度だったか・・・。これは必要経費と思えたのだが、ストラップ注文から1週間も経たない内に新たな問題が・・・。

 

何とクロノグラフの針が動かなくなってしまったのだ。

まぁ、絶対に必要な機構ではないのだが、やはり動かないままだと何だか気持ち悪い。それにこれが原因で他にも問題が起こる可能性もある。

 

恐らく前オーナーは一度もオーバーホールをしていないはず。そうであれば10年以上前のモデルなのでオーバーホールが必要な時期はとうに過ぎているのでは・・・。

 

せっかく一目惚れして手にした時計なので、ストラップ交換と一緒にオーバーホールに出す事に決めた。





約3ヶ月後。無事にオーバーホールは終了。但し、必要最低限のメンテナンスであ願いしたので(それで33,000円程度)、ケースが変な感じに・・・。

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写真ではわかり難いが、文字盤側のケースは今回のメンテナンスでケース毎交換となったので新品同様の輝きに戻ったのだが、裏蓋は変える必要がなかったので、経年がくすみが残ったまま。

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交換したばかりの新品ストラップ、尾錠がとても気持ち良い。


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別途15,000円程で裏蓋も交換可能と言われたが、これはこれで味があるのでそのまま使用することにした。

 


ここまでで、この時計に支払った金額(購入価格とストラップ交換、メンテナンスで)は約115,000円となった。

 

それでも、お得な買い物だったと今でも思っている。

 

なので、今回の引っ越しで手放す時計候補には入りながらも、最後まで手元に残す形になったのである。

 

ケース径が44mm、厚みも15.5mmあるので、レザーストラップ仕様でもかなりの重みを感じるが、慣れてしまえばそれも心地良い。


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夏場は常時使用が難しいが、秋口から春先ぐらいまでは比較的汗も掻きにくいので、その季節は存分に活躍してくれる。

 

今後も手放す事はないであろう、お気に入りの1本である。





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